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上役の栄転には、現金は贈らない

選別は本来、旅立ちへのはなむけとして旅費を贈るのですから、目上の人には贈る必要はありません。重役の栄転に平社員が無理をして個人で多額の現金を贈るのは、いかにも下心があるようでかえっておかしなものです。とくに世話になってこの機会にどうしてもというなら、お金ではなく、嗜好品の類を届けるとよいでしょう。こんなとき、部下の若者たちが仕切りをして、歓送パーティを開くのはいかがでしょう。目下がプランした楽しいパーティなら、上役にとっても忘れ得ぬものになるはずです。できたら、上役の家族も招待してあげましょう。サイフの中身と相談で、いくらでも思い出になる会ができるはずです。上司の方に感謝の気持ちを込めて贈るようにしましょう。

双方に落度がある場合は

慰謝料は「離婚にいたった精神的苦痛を償うこと」を目的として支払われるため、夫婦のどちらが離婚の原因を作ったかが問題となります。したがって、相手が離婚にいたる原因を作った場合には、慰謝料は支払わなくてよい場合がほとんどです。また、双方が離婚の原因を作った場合でも、相殺されて慰謝料の支払いは行われないことがあります。慰謝料を「とるだけ取ってやりたい」と思うかもしれませんが、法的にみると制裁金的要素は少ないものです。裁判に訴えても相手も対抗して訴訟を起こしてくることもあり、場合によっては結果的に何も取れないということになりかねず、慎重さが必要です。ところで裁判離婚にいたった原因は、これまでの判例からみると、夫からは妻が「親兄弟と折り合いが悪く、すぐ実家に帰ってしまう」「浮気をする」が多く、妻からは夫が「浮気をする」「すぐ暴力をふるう」「生活費をくれない」といった理由が特に目立ちます。

昼の男性正礼装

モーニング・コートはモーニングというが、これは朝に限らず、昼間の礼服である。別名では、「カッター・ウェア」ともいう。モーニングの前身がプロッタ・コートで、一八一五年、ナポレオンが大敗を喫したウォーターローの戦いの後、当時の軍服が市民服として定着したもの。その後、前裾が斜めに切り落とされたのは、乗馬のときの裾さばきを楽にするためという。要するに、現代の正礼服は、その昔は乗馬服だったということになる。変れば変るものである。また、ヨーロッパでは長い間、他家を訪問するのは午前中に限る、という不文律があったので、モーニング・コートは訪問着でもある。わが国では現在、モーニングといえば結婚式の新郎、双方の父親、伯(叔)父などの近い親族、仲人、主賓くらいで、一般来賓は着なくなった。今から四十年余り前の戦前は全員が着たものであった。昭和の初めにはプロッタ・コートであった。また、葬儀の場合は喪主、近い親族、葬儀委員長、世話人等くらいで、これも一般会葬者はブラック・スーツに略している。そのほかには、宮中や高位高官の者が催す午餐会、園遊会等には着用するが、夕方五時か五時半から始まるカクテル・パーティーには着ないのがルールとなっている。これは在日外交団員(大使館員など)も同様である。一方、欧米ことにヨーロッパ西側諸国ではまだまだこれを着る機会は多い。