メニュー

当サイトについて


ゲイツ自身は世界一の富豪

ゲイツ自身は世界一の富豪として巨万の富を得たことは有名ですが、その陰では数多くのソフトウエア企業が大きな打撃を受けました。DOSをIBMに売り込んだ時から、他社の開発したOSを盗用したとの批判がありましたし、Windowsもアップル社の技術を模倣したなどの批判も聞かれました。「エクセル」や「ワード」の登場によって、表計算ソフトとして有名だった「ロータス」、日本の代表的なワープロソフトである「一太郎」、ブラウザの「ネットスケープ」などのシェアは大きく低下しました。敏腕のビジネスマンとして、数々の企業買収、強引な技術者の引き抜きなどを行ってきましたので、当然ながらこれに反発する声が昔からありました。しかしマイクロソフト社の力は弱まるどころか、ますます強化されてきたわけです。ビル自身も毀誉褒既が激しく、IT界の帝工と賞賛される一方、マイクロソフト社の独裁者、敵対者には無慈悲な偏執狂などとも批判されます。

インターネットと鉄道網とはかなり似ています

インターネットと鉄道網とはかなり似ていますが、本質的に異なっている重要な点があります。それは、新設するためのコストです。一般的に、社会のインフラストラクチャーの新設という観点で見たときに、インターネットはたいへん少ないコストで新設できるのです。鉄道のサービス全休の目的が「個室での快適な旅」にあるとすれば、ほとんどの既存の鉄道は参入できないことになります。しかし、「なんとか着きます」であれば、トロッコでも参入できるわけです。インフラストラクチャーとしての目標を下げ、代わりに両端に頑張ってもらうのがインターネット技術の本質です。このことを、今度は既存のデータ通信と比較しながら考えてみることが大切です。

ITの申し子であるネット業界

「ITの申し子であるネット業界はどうなっているのか」というテーマに進みたくなるが、ここで、現在の日本が置かれている状況を示しておくと、それは「製造業の劣化」である。有識者やマスメディアを中心に、日本には相変わらず「わが国はモノづくり大国である」神話が根深く生きている。ソニーやホンダなど、第二次世界大戦後、目の当たりにした強烈な成功体験が、その「神話」のベースとなっているのだろう。そうした思いや願いは十分に理解できるのだが、残念ながら、時代はすでにそういう産業構造にはなっていない。内閣府の「国民経済計算」の中の「GDPにおける産業別構成比」に、着目しておくべきポイントが二つある。一つは、日本が得意と思われていた「モノづくり」すなわち製造業が、復活の可能性を完全に摘み取られてしまったかのような、明らかな退潮傾向にあるということ。もう一つはサービス業の伸長である。サービス業とは、通常、第三次産業と言う。経済産業省では、この第三次産業と、狭義のサービス業を「新産業創造戦略における重点サービス分野」としてくくり直しているが、サービス業を思い切って、?コミュニケーション(人間同士の文字どおりの情報交換や、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの媒体を通した情報提供)?ソリューション(問題解決。ハードウェア型のソリューションは製造業、ソフトウェア型はサービス業ととらえる)?マッチング(ヒト、カネ、モノ、時間、距離、情報などさまざまなマッチング)と抽象化した(主要なサービス業として、?小売りがあるのは言うまでもない)。製造業が後退する中、?、?、?のサービス業と、InformationTechnologyすなわち先端の技術が一体化することによって、既存のサービス業では実現不可能であった「革新的なサービス」を、消費者やユーザーに提供できるようになる。この「IT&サービス」こそがまさにネット業界のことである。